易が創り出す世界

 哲学・宗教・思想はその内容が基になり、社会を創ります。平和な社会、紛争の絶えない社会、格差の大きい社会など、その原因はどういう考え方で政治を行っているかに起因致します。現在多くの人々が掲げているのは「共生・共栄社会」ではないでしょうか。

 それを実現するポイントは、人々の調和であります。平和を叫んでいる人達が、本当に平和を実現できるでしょうか。それは、その人の表情を見ればわかります。きっと「満ち足りた表情をしているでしょう」。戦争の悲惨な状況を見れば戦争は終わるでしょうか?地球のあちこちで争いは続いております。

 平和を愛する心はどの様にしたら育まれるのでしょうか?世界で一番平和が持続している国はどこでしょうか?その答えは誰もが知っております。「日本」ですね。日本人の真似をすれば平和になるのに、私達は欧米の文化の真似をします。

 私は、海外で二年間生活をした経験があります。最初は、彼らの「主体性」をうらやましく思ったりしました。日本人は表現が下手だとか、消極的だとか言われたりしますが、それは本質的を捉えた表現ではないことに気付きました。その本質は「調和」であります。

 そして、その思想は何によってもたらされたのでしょうか。それは、「易」であります。天皇の即位される儀式の中にもそれを象徴するものがあります。そのくらい、日本の精神と切っても切り離せないものなのです。

 ライプニッツは「易」をヒントに「二進法」を確立致しました。「易の八卦」は「ー」で表される「陽」と「ーー」で表される「陰」の組み合わせで構成されております。ライプニッツは陽を「1」、陰を「0」と定義したのであります。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%84)そうすると、易で表される「水」は「010」と表現されます。また「火」は「101」と表現されます。(http://komehyappyo.com/wp-admin/post.php?post=1583&action=edit)

 「火」と「水」を一緒にしたらどうなりますか?「火」が消えますか?違います。「水蒸気爆発」を起こします。つまり、エネルギーが単体だった時よりも「最大」になるのです。二進数で表すと「101」+「010」=「111」ですね。五行のエネルギーでは「相剋」と言われる関係ですが、相反する性質を持つものが一つに調和すると、最大のエネルギーを発生するのです。八卦の生成図(http://komehyappyo.com/wp-admin/post.php?post=1583&action=edit)をご覧いただくと対角線上にある二つの八卦は合わせると全て「111」の最大値になるのです。

 それを私達の社会に例えると、「夫婦の調和」、「経営者と従業員の調和」・・・・・・は発展の根本なのであります。お互いに議論してぶつかり合って発展するのではなく、相手を受入れて調和することにより、発展するのです。そのことを日本民族は昔から知っていたのではないでしょうか?そんな気がしてなりません。

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