「感性を磨く生き方」を読んで

「感性論哲学の根底には、人間の本質は感性だ、命の本質も感性だ、宇宙の究極的実在も感性だという考え方があるんですよね。天地人を貫く唯一の原理は感性だと。で、そういうことを考えていくと、われられの命っていうのは、大宇宙の一部分であって、宇宙のエネルギーが凝縮されていると。
 だから本当に命が燃えるような努力を我々がするならば、単なる理屈や遺伝子の潜在能力をさらに超えた、宇宙のエネルギーが自分の命を通して沸々と湧き上がってくる。火事場の馬鹿力のような不思議な力が出てくる。これが感性論哲学に基づく究極の生き方の原理です。」
                             (致知9月号 P71より引用)

 私は風水を仕事にしておりますが、実は風水というのは、別の見方をすると、世の中の時間と空間の法則を表しているといえます。皆様よくご存じのように、陽と陰のエネルギーの調和ですべてのものが存在しております。何一つそれだけ、単体で存在しているものはありません。あらゆる万物が、相方が存在することが前提で存在しております。人間は、地球の歴史で最後に誕生致しましたが、単に進化の最後に登場した存在ではありません。天地の主人の立場であると説いているのが風水であります。  
 不思議なことに、全ての万物の価値は、人間が存在して初めて発揮されるようになっております。主人であるからであります。
 私たちが一番尊く考えるのは「愛」であります。「愛する」が故に私たちは命がけになります。なぜでしょうか。自然界の動物の営みの中に私たちはそれに似た現象を見ることがあります。この「愛」は宇宙の根底を流れるエネルギーであるといえるかもしれません。科学者の中には、人間は偶然誕生したのではない。「サムシンググレート」の意志が働いて誕生したと論ずる方がいます。
 「陽と陰の調和」とは、まさに「愛」といえます。親の動機が子に伝わることは当たり前のことです。人間の誕生の動機が「愛」であったと仮定すると、私たちが愛することに「命を懸ける」ことも理解できます。それが人生の根底にある、それを別の言い方をすると「人間の本質は感性だ」ということになるでしょう。

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