大転換の時代は倫理の出番

 これから、「大転換の時代は倫理の出番」についてお話しさせていただきたいと思います。

 今は「大転換の時代」と言われておりますが、その時代をどのように味方につけることが出来るのか、そんな観点から今回はお話ししてみたいと思います。今日の講話のポイントは2つあります。

 一つは、私達一人一人が持って生まれた才能は無限大であるということ。二つ目は、私達一人一人が人生の「主人公」であるということ。(人生は決まっていない)これだけを今日は頭の中に入れていただければありがたいです。

1、自分の価値を知ること

 私達は一人一人、社会の中の様々な分野を担当して生きております。それぞれの分野にはトップを走る人と、その人達を支える立場の人がおります。トップを走る人とそうで無い人の体のつくりは違うのでしょうか?ここで皆さんにお伺いしたいのは、生まれた時からすでに違うのでしょうか、それとも生まれた時は同じでしょうか?

 具体的に脳細胞の数が違ったりするでしょうか?体の組織の作りが違ったりするでしょうか?答えはNoであります。過去に於いて、四大聖人といわれた人も、大統領やノーベル賞受賞者、オリンピック選手・・・・・・。皆、お母さんのお腹の中で同じように育ち、生まれてきております。
 皆さんがパソコンを選ぶ時、CPUの性能やメモリの容量、画面の性能など「スペック」を参考にして選びますね。では、私達の脳のスペックを単純にコンピューターと比較したらどうなるでしょうか。

 ここで注目すべき記事をご紹介致します。
人間の脳の活動でわずか1秒間はなんとスーパーコンピュータ「京」の40分に匹敵することが判明。世界で4番目に速いスーパーコンピュータである「」を使い、実際の人の脳1%分に相当する10兆4000億個のシナプスで結合された神経回路のシミュレーションに成功しました。これは小型霊長類であるサルの全脳と同じ規模に達するとのことです。」
 注目すべきは、誰の脳であってもその活動性能は同じであると言うことであります。では、社会で才能を大きく発揮する人と、そうで無い人とは、何が違うのでしょうか?数年前にアメリカの大学で宇宙について研究している教授が来日された時のことです。食事のお店を探す時に、その方からリクエストがありました。玄米を食べられるところを探して欲しいと。普段そのような店を使ったことがないので、観光協会などに聞き見つけました。数件しかありませんでした。その先生は普段から健康にとても気を遣っているようでした。日本の高校などで全国的に講演をされていると言うことでした。

 健康という観点でみてみますと、世の中にはたくさんの「糖尿病予備軍」と言われる方が居ります。糖尿病には「1型」と「2型」があり、先天性の2型は生まれつきということになりますが、「1型」は生活習慣と食事のコントロールがきちんと出来れば普通に生活をすることが出来ます。食事制限が最も厳しい職業の一つと言われるのが、アスリートの方々であります。食事制限がきちんと出来る人とそうでない人の一番の違いは何でしょうか?食事制限や生活習慣をコントロール出来る人は、そうしないと日常活動に差し支えるからということになるかも知れませんが、別の観点から見てみると、「自分の価値が分かっている人」と言うことが出来ます。

 お釈迦様は「天上天下唯我独尊」と言われました。長岡に於いて有名なのは、「我人独尊皆互尊(われひとどくそんみなごそん)」と唱えた野本恭八郎であります。
「野本恭八郎(互尊翁)は、自説の「我人独尊皆互尊」を実践し、その思想を啓蒙して人間社会の浄化に努めた偉人です。恭八郎は、幼い頃から読書が大変好きで、読んでは考え、考えては読み、本を読むことによって自分の考えや生き方を生み出そうと努力してきました。
 そして、明治33年(1900)49歳の時、互尊独尊の説を唱えます。この「我人独尊皆互尊」は、「自分も他人も、ひいてはすべてのものは、皆天から授かった尊い本性を持っていて、それぞれに尊いのである。このような一人一人の人間の尊さに気がつけば、自分自身を尊んで、決して粗末にしてはならないことがわかる。同時に他人の尊さも大事にしなければならない。
世の中は自分ひとりだけでなく大勢の人が生活をしている。だから、自分の尊さを自覚するとともに、他人を尊び敬うことが大切である。そして、自分をみがき、おおらかな気持ちで手を握りあって、生活の向上と人類の幸福につくし、理想的な世界を作り出さなければならない。」という考え方です。」(https://ss5234.blogspot.com/2015/11/blog-post_18.htmlより引用)

 私たちが、自分の価値ははっきりと自覚することが才能を発揮するためには大切です。日頃の自分に対する意識を変えることが大切です。そうすると、周囲の人に対する気持ちも変わってきます。

2、私達は宇宙の一員である。

 私達の才能は、心の中にエネルギーとして秘められていると、捉えることが出来ます。誕生日の暦から才能や資質が判断出来るのはその所以であります。人間の体が「小宇宙」と言われますが、地上に誕生した瞬間の宇宙のエネルギー状態を持って生まれたのが私達一人一人なのです。その秘められたエネルギーが具体的に社会活動で展開されたのが「才能」と言うことが出来ます。

 宇宙の始まりは「ビッグバン」からと科学者の解明が進んでおります。そのエネルギーが具体的に展開したのが、現在の宇宙の様相であります。あまりにも規則正しく運行している宇宙を知れば、偶然出来上がったのではない事は自明の理であります。そして、私達も宇宙の一員であるとするならば、同じ法則性が通用するのは当たり前のことであります。

 それでは、自然界の成り立ちの法則はどのようになっているでしょうか。それをはっきりと示しているのが「易経」であります。ビッグバンにより、陰陽のエネルギーが時間と共に展開して自然界が出来てきました。その発生の過程は聖書の中にも記載されておりますが、はっきりと解明しているのが「易経」であります。陰と陽は観点を変えれば「0」と「1」ということです。つまり、易を構成する要素は「デジタル」であります。現在「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が注目されておりますが、易の法則からいえば全ての存在が「デジタル化」することが出来るのは当然のことであると言えます。

 図のように、易は陰陽の組み合わせであります。三段重ねてそれぞれ意味を表現しております。「陰の極み(坤)」から「陽の極み(乾)」に並んでおりますが、その「八つの卦(か)」が陰陽の調和によって八方位の卦に変化しながら回転運動を繰り返しております。全ての存在が「永遠性」を持っているのは、回転運動の故であります。この、「時間と共にエネルギー状態が変化しながら回転運動をしている」というのが、東洋哲学の奥義とも言えるわけであります。

 太陽エネルギーは、地球の回転により、一日(朝夕)・一年(春夏秋冬)という変化を生み出しているわけです。その変化の状態がまさに、陰陽の調和状態を表す八卦(はっか)の変化に一致しているわけであります。そして、宇宙の一員である私達にも同じ法則が適用されるわけであります。

 さて、今の時間帯はどのように捉えられるでしょうか?6時~7時でありますが、6時は「卯の刻」(本来は日の出を中心とした約2時間)であり、五行は「木」となっております。「木」が意味するのは木がどんどん生長している様子であります。私達に当てはめると、成長意欲がとても旺盛になるエネルギーに満ちた時間帯ということになります。この時間帯にMSが開催されるというのはとても理にかなった事であります。 

3、心と体の関係

 心が持つエネルギーの由来を先ほど述べましたが、心の潜在意識を展開したのが現実の結果であります。そして、私達は一人一人「小宇宙」と言いましたが、そのように、ある分野に於いてはNo1のレベルの才能を持っているわけであります。最初に述べたように、私達の脳はスパコン以上の性能を持っているわけであります。では何故、世の中では「運が良い、悪い」と表現しているのでしょうか。

 例えば、心をプロジェクターと致しますと、スクリーンに映された映像が現実の結果となるでしょう。この時、もしレンズが曇っていたらどうでしょうか。映像はきれいに映りません。同じ努力をしても結果としての現れ方が異なるわけであります。ですから大切なのは、レンズを常に磨いてきれいな映像が映るようにしておくことであります。具体的には、私達の心の持ち方や動機を正す必要があるわけであります。

4、全ては調和で成り立っている。

 自然界や、宇宙、人間社会はすべて調和で成り立っております。全ての存在がお互いに助け合って成り立っているわけであります。例えば、自然界に於いては、鉱物・微生物・植物・動物そのどれかが欠けても恒常性を維持することは出来ないのです。

 私達の、人間社会も同じであります。一人一人持って生まれた役割が異なり、全ての人がその役割を果たして社会が成り立っているわけであります。

 そして、その調和の主人が私達「人間」であります。「風水」というと、何か私達がそれによって影響を受けるような宣伝がされたりしておりますが、実際は逆であります。私達一人一人が空間と時間をコントロールする立場で「主人」であります。そのために使う技術が「風水」であります。ですから、「風水学」においては、私達を中心として、目に見える世界・見えない世界が調和していると説かれております。

 「風水学」の技術は難しいものではありません。自然や星を観察することにより導き出されるようになっているのです。それで、自然のサイクルを観察することにより、私達の人生や事業の流れを分析することが可能になるわけであります。

5、三元九運の時代観

 風水学には、時代における人間の価値観を分析する手法があります。何をもとに分析するのかというと、天体の動き(位置関係)であります。私たちは、環境の影響を受けることはご存知だと思いますが、地球が宇宙の天体の動きの影響を受けますが、地球に存在している私たちも当然その影響を受けることは想像できると思います。

太陽系の惑星の中でも大きな影響を受けるのは、木星と土星であります。木星は歳星と言われるように、十二支のもとになっております。ご存知のように12年で大陽の周りを一周いたします。地球から見たこの木星と土星の位置関係から、時代の価値観の移り変わりは、180年周期で繰り返すというとらえ方があります。そして20年ずつ9つの期間に分けられるのです。その内容が推測できれば、当然ビジネスに生かすことも可能であります。

 ここで皆様に注目していただきたいのは、現在は「第八運」(2004年〜2023年)であり、その180年前は、「米百俵」の小林虎三郎がちょうど誕生した時代だと言うことであります。そしてやがて訪れる「第九運」(2024年〜2043年)は幕末の動乱期にあたり、同時に明治という新しい時代を迎えようとしている時であります。

 現在が「大転換の時代」と言われる所以は、風水学では上記のように説明されるわけであります。さて、明治維新の前後でどのような変化が起きたでしょうか?社会のトップとボトムが入れ替わりました。「士農工商」の「士」と「商」が入れ替わりました。

 現在が同じ様相を呈しているということは、社会の上下が入れ替わるということが予測されます。すでにその兆候が見られます。価値観の多様性が尊重され、社会の多数派が少数派を無視して物事を進められない時代であります。社会の中で弱い立場の人の主張が多数の人々の共感を得る時代であります。

 歴史の目的が「世界平和」を目指していることからすれば、当然のことであります。ここで重要なことは、人間の価値は宇宙と同じくらい尊いと言うことはご理解いただいたと思いますが、同時に人間も宇宙の一員であり、宇宙との調和の中で命が存在していると言うことであります。ですから、価値観の多様性が大切にされる時代ではありますが、だからといってどんな生き方をしても良いわけではありません。当然、自分を大切にするように他人に対しても配慮する必要がありますし、経済活動をするに於いても環境の永続性を保証しなければなりません。また、結婚は男性と女性との間に成立して家族として未来に永遠性を持つものであります。そのように、「世界平和」を実現するためには、天地の道理に合わせて生きることが、最低限私達が守らなければならないルールであります。それを逸脱すると、自分自身の存在も否定することにつながるわけであります。

  さて、これらのことを踏まえると、経営者にとってこれからの時代はどう取り組むべきでしょうか。「自分を売る時代」と言うことが出来ます。具体的には、たくさんの方々に共感してもらえるように人格を磨き、広い心を持ち、為に生きる実践をする人が主人となり、評価される時代が訪れると言うことであります。インターネットを活用すれば、1秒もかからずに全世界に情報を発信することが出来ます。周囲から共感される生き方が評価される時代であり、一人一人、全ての人々が主人公となれる時代であります。

 最後にもう一つ付け加えますと、国際社会が「国益」にこだわっている限り、「世界平和」を実現することは不可能であります。しかし、今までの男性中心の社会に於いては、「国益」を越えることが出来ません。難しいのです。そういう観点で、女性の「感性」や「心の器」が今クローズアップされるのです。男性と女性は対立する関係ではないのです。お互いの長所を合わせて始めて調和の取れた社会が実現されるのです。江戸末期にも女性が力を発揮したわけであります。男性の出番がなくなるのではなく、これから活躍しようとしたら、女性的感覚を取り入れることにより事業を成功させることが出来るのであります。

6、倫理体験より

 倫理は本当に不思議であります。一步足を前に進めると、宝物に出逢ったかのように心に恵みを与えられます。それで満足せずに、もう一步さらに足を踏み出すと、もっと良いプレゼントが与えられます。さらにまた前進すると、又もっと素晴らしいプレゼントに出逢います。

 2019年3月に入会致しました。最初はMSは朝早くて参加出来ませんでした。入会して2ヶ月後の5月からMSに参加するようになりました。参加してみると、毎週楽しみになりました。地域の各分野で活躍される方々の講話を聞くのがとても楽しみでした。長岡市内に4単会ありますので、週四日参加するようになりました。そうすると、そのために生活習慣が朝型に変わってきました。半年くらい経ち、花粉症の時期が訪れた時には40年来の花粉症が大幅に改善致しました。

 9月から幹事を拝命し、朝5時から参加するようになりました。MSのリハーサル、MS朝礼です。自分の分担が上手く出来る時とそうでない時があります。朝の出来具合でその日の出発を軌道修正するように心がけております。昨年7月に専任幹事を頼まれ、「はい」と承諾致しました。挨拶実習を任されましたが、中々上手く出来ませんでした。週1回では、一週間経つと忘れてしまいますので他の単会のMSもMS朝礼から参加するようにしました。最初はただ、進行に従って行っておりました。しかしある時、これは心の思うままに体の動きを一致させる訓練であると思うようになりました。

 先輩方が、倫理は「言行一致」と言われますが、そのような訓練であると思うようになると、楽しくなってきました。毎朝、新鮮な気持ちで参加出来るようになりました。マニュアルに全く無駄がなく、続ければ続けるほど心のモチベーションが上がるのを感じました。MSは、開始前・MS・朝食会と三段階の楽しみがあると実感するようになりました。

 段々講話もさせていただくようになりました。私の業種はとてもマイナーな分野でありますので、人によって理解度がかなり違います。迷信のように思う方もいれば、事業に取り入れていらっしゃる方もおります。それで、どのように説明したら理解していただけるだろうかということがいつも悩みでした。講話のタイトルはすぐに決まりますが、その内容は直前まで悩みます。でも、不思議なのは、朝の時間帯に毎回ひらめきが与えられるのです。そして、前日は早く休んで当日は早起きをして事前にリハーサルをするようにしております。

 昔はよく徹夜を致しましたが、今は夜やるよりも朝方の方が何倍も能率が上がることを悟ることが出来たのもありがたいことでした。今年の2月に富士研に参加して、そうじの楽しさに気付きました。もちろん、風水でも掃除は当たり前のことですが、徹底的に掃除することを教えていただきました。返ってきてからも、布団の片付けや掃除を教えていただいたように実践しております。

 現在は、職場で朝礼に取り組んでおります。きっかけは、朝礼委員会に代理で出席したことでした。何回か参加している内に、自分でもやってみたくなりました。結果はまだこれからですが、今は6月5日の活力朝礼フェスティバルを目指して取り組んでおります。

 このように、私がおかれている環境は全く変わっていないのに、その見え方がどんどん変わっていきます。一つ一つが順番に輝き出すような感覚であります。今までも一時的に気持ちが舞い上がって見え方が変わったことがありましたが、そういう時は冷めると元に戻ってしまいます。しかし、実践の結果として現れた変化は実践し続ける限り続いていくという自信があります。

 そして、最近とても素晴らしい体験を致しました。きっかけはある方との出会いでした。

 私は風水鑑定や鑑定士養成講座を仕事としておりますが、皆様にはあまりお勧め出来る仕事ではありませんよ、とお伝えしてきました。それは、困難にぶつかっている方に「こうすれば乗り越えられますよ」とアドバイスする立場でありますから、まず相手の状況を正しく理解出来なければなりません。つまり、自らそのような経験をしていないとアドバイス出来ないということになります。おかげさまで、今までの人生の中でいろんな経験をさせていただきました。自分に全く非がないのに非難されるということもありました。

 その方に特別指導を受けたわけではありませんでしたが、帰り道に心から「自分は幸せ者だ」と思えたのです。これは本当に不思議な体験でした。過去の出来事の一つ一つが全て幸せな思いで消化されたのでした。そして、これからはもっと前進出来ると確信させられたのでした。

PAGE TOP