地球倫理と風水

 講話の内容を要約致しました。ご質問等ありましたらLine「米百俵大学」よりお待ちしております。

 本日は「女性時代の到来『地球倫理と風水』」というテーマでお話をさせていただきたいと思います。

 倫理法人会に入会して2年半が過ぎました。この期間で私にとって一番強く心にあるのは、二泊三日の富士研での内容でした。といっても、皆さんが言われたような、霊的な体験はありませんでしたが、私にとって一番ありがたかったのは、後片付けの内容でした。
 本当に、ここまで徹底するものなのか、と思うほどにきちんと指導していただきました。布団の片付け、洗面所の掃除などでしたが。その結果を、全くの妥協無しにチェックしていただけたことは本当にありがたかったです。
 富士研に参加しながら、毎週のモーニングセミナーの延長線上に富士研があることをはっきり自覚致しました。モーニングセミナーの積み重ねが決して無駄では無く、すべてつながっていることを感じました。そして、モーニングセミナーの内容は、富士研に行ってこそ大きく実って自分に返ってくることを感じたのであります。昨年はコロナのため申し込みましたが中止になってしまいました。今年参加できて本当に良かったと思っております。
 研修を終えてから、毎朝モーニングセミナーが終了してから会社で時間がありますので、まず断捨離から始めました。要る物・要らない物を、きちんと分けて要らない物は処分致しました。そして、今までよりも丁寧に掃除をするように致しました。
 そして、家でも布団の片付けは研修所で教えていただいたようにたたんで押し入れに収納するように致しました。そのように、片づけに取り組んでいると、何も言わないのに、家内が家の中の片付けを今まで以上にするようになりました。要らない物は無くなり、とても家の中がスッキリしてきました。
 そしたら、長男が部屋の片付けをするようになりました。新学期がスタートする時期とも重なったこともあり、部屋の中に机だけがあるような状態になりました。家の中がとてもスッキリしてきて、気持ちが良くなりました。
 私は、S先生のようになりたいと思い、2019年の3月に入会致しました。S先生とは商工会議所でいろいろご縁を持たせていただいておりました。商工会議所の懇親会で初めて名刺交換をさせていただいた時に、すぐ翌日、励ましのお葉書をいただきました。お葉書を下さったのは、S先生だけでした。それはもう、10年くらい前のことでしたが、
 それで、倫理法人会に入会してから、名刺交換をしたらその日のうちに葉書を出すことを心がけるようにしております。お返事を下さる方は多くはありませんが、皆様からいただいたお葉書が私の財産となっております。
 最近とても嬉しいことがありました。今月、目標達成式があり、丸山理事長が来られて講話をして下さいました。講話の中で「苦難と正面から向き合わないともったいない」という内容があり、とても共感致しました。そのことを書いて葉書を送りましたら、お返事をいただきました。私にとっては大切な宝物となりました。
 私の仕事は「風水」という、とてもマイナーな分野であることもあり、おかげさまで講話をさせていただくことにとてもありがたく思います。
 そのほとんどは、易経に関する内容であり、倫理の「七つの原理」の中の、「対立の原理」の内容であります。世の中ではあまり正しく理解されていない内容なので、講話をさせていただく時は、どの様に説明したら分かっていただけるだろうかと常に悩みます。
 講話を依頼されると、まず「テーマ」が浮かんできます。そして、次に資料が出来上がります。そして、最後にスピーチが与えられるのです。実は、このほとんどの内容は、モーニングセミナーのときに気付かされるのです。本当に不思議です。
 今回初めてお伝えするのは、「天地の幸福観」であります。「幸福観」は人それぞれ違って当たり前と言われそうですが、実はそこに天地の道理から捉えた時に共通性が見いだされることに気付かされたのです。
 そして、世の中では、それとは逆の方向に向かわせる様な内容があるということにも気付かされました。
 その法則はとても単純であります。それは、下の図で説明することが出来ます。 

 図のように赤(陽)と青(陰)の円を「太極」といいますが、この太極が、陰と陽のバランスを変化させながら回転運動を致します。そのバランス状態を表したのが、上図の左側「八卦の生成」であります。下から、「陽(-)」と「陰(–)」を三段階に重ねていきます。そうすると、八種類の組み合わせが出来ます。これを「八卦(はっか・はっけ)といいます。陽を「1」、陰を「0」と表現すると、二進数とも言えます。つまり、八卦は「デジタル」と同じなのです。(現在DX:デジタルトランスフォーメーションといわれておりますが、すべてデジタルで表現可能ということになるかも知れません。)
 注目すべき事は、陰陽のバランスが調和した状態(そのエネルギー状態が八種類に分類されますが)を、ただエネルギーとして捉えているのではなく、そのエネルギーが持つ「意思」を明確に分析して捉えているということであります。
 ですから、それを地形に当てはめてみれば、その風土が持つエネルギー状態の内容を分析することが出来ますし、私達の生年月日を当てはめれば、持って生まれた才能や資質、運気の盛衰を分析することが出来るのであります。
 また、暦に当てはめれば、今の「時が持つエネルギー」を分析できます。

 そして、上図右の大きな太極の周囲に八卦を配置致しましたが、回転運動をしながら、絶えずエネルギー状態がそれぞれの八卦に変化を繰り返しながら循環しているのであります。
 そのように、回転運動は時間性を表しますので、時間の経過と共にどの様に八卦が変化していくのかという法則から、現在の状態が分かれば、未来を推測することが可能になるということであります。
 時間性は短ければ「一日」という単位になりますし、長い期間になれば「時代」を表すわけであります。具体的には、八種類では情報が少ないので、八卦を二つ重ねて64卦を用いて表現致します。
 この64卦の解釈を説いたのが、「論語」で有名な「孔子」であります。論語を素読すると、知らず知らずのうちに天地の道理を学べるのはそれ故であります。
 そして64卦は8×8の表で表されますが、それは登ったり降ったりする私達の人生路程を表します。それで、私達の人生が「七転八起」と表現されるのかもしれません。
 実際には、風水は個人よりビジネスにおいて活用されております。例えば、製造にかかわる企業がその製品を開発する場合に於いては、世の中の価値観の変化を考慮することが必要不可欠となるからであります。

 陰陽の調和こそが、実は私達の幸福観に大きくかかわっているわけであります。宇宙の始まりは陰陽が一つになった状態から時間の経過とともに回転しながら、生じたエネルギーが万物を創造したと考えることが出来ます。そして、それが即ち自然界の成り立ちであります。
 その法則に合わせることにより、植物は種から育ち、花を咲かせ、果実を実らせます。動物も生まれ、育ち、種を存続させていきます。
 人間はどうでしょうか。人間という存在は、自然界の一員ではありますが、その立場は他の動植物とは全く違います。宇宙を破壊する力さえ持っているのです。つまり、時間と空間をコントロールする力を持っているのが私たち人間であります。その能力は一人一人に本来は優劣はありません。
 ただ、今までは、時代の制限の故、その能力を活かすことが出来た人とそうではない人がいたのは事実であります。しかし、現在はすべての人が全世界に情報を発信することが出来る時代であります。
 そのような時代において、能力を発揮するために最も重要なのは、天地の道理と如何に一つになるかということがポイントであります。言い方を変えると、宇宙と「同期」することであります。
 では、同期するポイントは何でしょうか?それは、「陰陽の調和」であります。それをこれから考えてみたいと思います。

①自分の「陽(心)」と「陰(体)」
 心は時空を越えますので、体に対して「陽」と捉えられます。私達の心と体が完全に調和した状態、言行一致でありますが、一般に「人格者」と表現されます。心の意のままに体をコントロール出来る状態であります。私たちは日々、純粋倫理の実践を通して取り組んでいるわけであります。
 心と体を一つにすることにより、持って生まれた才能や資質を最大限に生かすことが出来ます。より高い次元で一つに調和させるためにいろんな困難を乗り越えていると言えます。

②家庭の「陽(夫)」と「陰(妻)」
 私たちが個人の人格を高めながら、夫婦が心を合わせることにより、最高の創造がなされます。それは、子女を授かることであります。つまり、夫婦が愛することにより、私たちは最高の喜びを感じることが出来ます。
 全く相反する立場で(陽と陰という)心を一つにすることが出来る時、同じように私たちは他人であってもお互いの痛みを共感しあうことが出来るようになります。
 また、夫婦は愛で一つになった時に、お互いの運勢を共有するようになります。すなわち、宇宙に保護される存在となるのであります。それが、事業を成功させるために最も大切なのは夫婦関係であると言われる所以であります。そこから、私たちの創造力は最大限に発揮されるようになるのです。

③社会の「陽(人間)」と「陰(自然)」
 人格を高め、お互いの価値を認め合うようになった私たちは、決して利益の為に環境を破壊することはできません。それは、万物を創造した宇宙(神仏)の心が分かるからであります。日本はもともと神道を中心として国家が造られてきた歴史がありますから、本来の日本の伝統精神は、「SDGs」は当たり前のことでありました。そして、それは「地球倫理」につながるのだと思います。
 このように、私達の幸福感は陰陽が一つに調和している状態で最高に高まるのであります。是非実践して確かめてみてください。私ももちろん実践の途上であります。
 万人幸福の栞には、
人は男性と女性と、なぜ二様になっているのであろうか。これは、人に限らず、陰(かげ)と陽(ひ)と、+(プラス)-(マイナス)と二通りの対立と、その合一によって、万象(すべてのもの)を、生命を、幸福を生み出だすように出来ている。生成発展(うみいだし)は、相反する二つの力がとけあって一つになったとき生まれる。
 夫婦は合一によって、無上の歓喜の中に、一家の健康と、発展と、もろもろの幸福を産み出だす。ただに子女を設けて、子孫繁栄のもとをなすばかりではない。
」(P46、1~7)と書かれております。
 逆に言えば、風水の取り組みを行うと、一つになろうとする力が働くのです。ここが大切です。空からお金が降って来るのではないのです。心と体が調和し、夫婦愛が深まり、自然界に対する畏敬の念や、隣人に対して共感して、精神活動が活発になり、才能をさらに発揮し、新たなサービスの創造につながったり、お客様の心を共感させたりすることにつながるのであります。

 もともと風水は、「如何にしたら子孫が反映するか」という、お墓の風水(陰宅風水)から始まりました。私たちの感覚では、親の影響が孫の代に現れるのは、時間的に長いと捉えますが、中国の感覚では「すぐ」なのです。
 お墓の風水をきちんと整えると、何代にもわたって先祖の導きをいただけるのですからとても重要であります。お墓を環境エネルギーを最も取り込めるように建て替える場合もあれば、天体の動きに合わせてきちんと納骨を致します。
 実は、私たちはお骨を通してご先祖様とつながっているのです。ですから、どんな環境にお墓があるかというのは、非常に大切なのであります。人間の体は、電気信号ですべて制御されております。そして、私たちの体はトランシーバーのアンテナのような役割を担っているのであります。「虫の知らせ」というのは、根拠があるわけであります。
 ですから、風水的にパワースポットと言われるような土地に神社やお寺が造られたのは、意味があるわけであります。家系が栄えることにより、地域が発展することにもつながるわけであります。
 お墓の風水を、人間の生活空間(住居)に当てはめて分析する手法が、家の風水(陽宅風水)であります。
 お家の風水をどのようにとらえるのか?その本質は、一般的に言われている「風水」とはかなり異なります。

 まず、そのポイントは周囲の環境であります。「氣」(光・電磁波・電界などの状態)の流れを分析するためには、それに影響を及ぼすのは、お家の周囲の環境であります。
 最も大切なことは、自然災害に合わない場所であるということであります。たとえ、50年に一度であっても、命は何ものにも代えることが出来ません。実際私の店舗も以前床上浸水をいたしました。川の近くで、雨が降るたびに駐車場が池のようになってしまい、すぐに土嚢を作れるように準備しておく必要がありました。とうとう床上まで浸水したときには、もうこりごりして移転いたしました。現在は排水工事がなされ、その辺りは浸水の恐れがなくなりましたが、
 具体的には、お家から見える山・丘・道路・川・建物の配置(方位)が生態系のエネルギー状態に影響を与えることになります。私たちの体は、微弱な電気や磁気に反応するように出来ております。それを利用していろんな治療器があるわけですが、
 ですから、お家の中の状態よりも、周囲の環境の方が、お家で生活している人にとって影響力が大きいのであります。
 そんなことを言われると心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、強行して元気で会場に来られているということは心配いりません。
 何を食べるかで私たちの体が敏感に反応するように、風水の影響もはっきり表れます。ただ、食べ物と違うのは、「徐々に表れる」ということになります。
 これから、都市の建築がどのようになっていくかというと、一つの方向性としては、ビルが森になります。ビルに植物を植えるスペースを作り、外から見たら森のように見えるということであります。それが、世界の流れであります。
 次のポイントは、建物がいつ作られたか、あるいはいつ入居したかということであります。どんな「時のエネルギー」のときに作られたかということです。風水では、その主役は私たち人間であります。
 実は、私たちの体を通して「天(時のエネルギー)」と「地(環境のエネルギー)が交わるようになっているのです。ですから、私たちが風水の影響を受けるように思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではなくて、私たちが風水をコントロールする立場なのであります。そこが、他の動物とは決定的に違うところであります。
 ですから、その建物にどの角度から出入りするのかということが、家の中の氣の流れに影響を与えるのであります。だから、玄関の向きがポイントとなるのであります。玄関の向きを、現場で、24方位で測定することによって「宅運盤(たくうんばん)」をつくり、寝室にふさわしいのはどの部屋か?書斎の机の向きはどの方向がふさわしいのか?台所のガスレンジはどのように設置したらいいのかを具体的に分析することが出来ます。
 風水の捉え方は、最後に現れる「人間」を中心にすべての万物が創造されたということであります。そのくらい、人間の価値は素晴らしいのです。
 そして、鑑定した結果に基づき、処置を行う場合に(例えばベッドの向きを変えるなど)いつするのかという、「時」が大切であります。そこまでお話をすると、「面倒くさい」と言われることもありますが、でも考えてみてください。
 大切なイベントがあるときには、何日も前から準備をして、当日の行動スケジュールは分刻みで決められると思います。それに比べたら、私たちの運気を長期間にわたり改善してくれる「風水」に時間まで合わせる価値は十二分にあるとは思いませんか?
 実際に処置する時をどのように選ぶのかというと、建物の向きと、中心となる人物の生年月日に日取りを合わせるのです。良くない方位として「五黄殺」と言われる方位がありますが、建築関係のお仕事をされている方はご存知だと思いますが、毎年・毎月・毎日変わる、避けなければいけない方位があります。それらをすべて考慮して、尚且つ、お客様の願いを成就するのに最もふさわしい日取りを選びます。
 ですから、新築してもすぐに入居できない場合もあります。逆に言うと、お墓や住居・店舗というものは、思い付きで建てるものではなく、周到に準備して取り組むべきものであるということになります。
 この技術が都市建設や国造りにも用いられる技術であり、現在でも用いられております。

 最後に、風水の時代観でありますが、三元九運というとらえ方があります。一つの時代を180年と捉えます。
 現在、私たちが生きている時代の区切りは、1864年から2043年までの180年であります。その180年を20年毎に区切ると、第一運から第九運に分けられます。それを当てはめると、私たちは第八運(2004年~2023年)の終わりに生きているということになります。
 本日は時間の関係上詳しくご説明することはできませんが、時代をとらえると、幕末から明治維新に向かう、それと同じ時に生きているわけであります。ですから、時代の大きな転換期であるということです。明治維新後に、身分制度が逆転したような変化が訪れるということが予測されるわけであります。
 ポイントだけ申し上げますと、これからは「女性の時代」であります。男性の出番がなくなるわけではありません。女性的な感性が世界を平和な社会へ導いていく時代ということになります。
 女性は、自分の子も隣の子も同じように愛することが出来る心をもともと持っております。今までのように、自社の利益や国益優先の考え方ではこれからの時流に乗ることは出来ません。逆に言うと、時流に乗ってしまえば、今まで考えられなかったような発展や結果を出すことが出来るということになります。ここにお集まりいただいた皆様は、既にそのような取り組みをされている方がほとんどではないかと思います。
 心身一体・夫婦一体を基にして社会貢献を目指している倫理経営がこれからの時代の主役になるわけであります。本日はありがとうございました。

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